小梅ブログ

自由気ままに更新していくブログ也。

昔からの言い伝えって根拠のない事でも蔑ろにしてはいけないと思う

 

 

 

 

 

今から10~11年位前、私達は引っ越しました。

 

 

 

2DKのアパートとは、おさらばです。

それまでも引っ越しの話は何度かありましたが、実現せずに終わっていました。

なので、その時も私は引っ越しはどうせ実現しないだろうと思っていました。

しかし、母と共に義姉であるモッチーがかなり動いてくれました。

父は相変わらず空気です。

 

 

そして、本当に引っ越す事になり私はかなり驚きました(笑)

 

 

引っ越し先は3LDK。

 

リビングの他に、3部屋あるわけですね。

普通の家庭であれば両親が1部屋を一緒に使い、子供が1部屋ずつって感じですよね?

子供って年齢でも無いですがね。

 

うちはね、普通ではないですからね。

 

父と母が1部屋ずつ。

私と妹が2人で1部屋。

それはね、今も変わっていません。

今もそこに住んでいます。

まぁ、前のアパートに比べたら天国ですよ。

文句言えるような立場でもございませんです。

はい。

 

 

 

それでね、引っ越しの時もモッチーがかなり手伝ってくれたんですよ。

不用品とか捨てる物が大量で、モッチーが休みの日に環境センターまで車で連れて行ってくれたり。

とにかく、めちゃくちゃお世話になりました。

 

そのアパートは、私達が同居する前から父が長く住んでいたんですね。

一番の古株だったっぽいんですけど。

それで、いよいよ完全にアパートとおさらばの日に、大家さんが来て父と母に言ったそうです。

父にだったら、もう一部屋貸すからもっと住んで欲しい。と。

 

・・・頭沸いてんのかよって。

 

・・・いけない。いけない。

また口が悪くなっちゃってたわ♡

ちょっとね。うん。

そんなユニークなね、大家さんだったんですけどね。

春だね~つって。

そんな個性的な大家さんとは、サヨナラ♡って感じでね。

今の家に越してきました。

 

 


スポンサーリンク
 

 

 

 

そして、それから数年経った2011年3月。

東日本大震災がありましたね。

 

あの日、父と母はたまたま家に居て、妹は遊びに行っていました。

 

私の住んでいる地域は、震度5強くらいだったと思います。

私と母は慌てて外に飛び出しました。

父は部屋でテレビを押さえていました。

バカなのか?

馬鹿 - Wikipedia

 

余震が続いていましたが、母は夕方から仕事にいかなければならなかったので、私は停電した時に備えてご飯を炊き、おにぎりを作っておきました。

そして、電車が止まってしまったので、遊びに行っていた妹を父と共に車で迎えに行きました。

駅には、帰宅困難者が沢山いました。

バスはぱんぱんで、道路も大渋滞。

徒歩で帰宅している方も、沢山いらっしゃいました。

 

その日は警報が鳴りまくっていて、いつでも逃げられるように普段着のまま、家具が倒れてこない部屋の隅っこに布団を1組敷き、そこに妹と二人で寝ました。

 

そしてその翌日は、妹の専門学校の卒業式でした。

父も母も休みだったので、全員で車で妹を会場まで送って行きました。

数日は余震が続いていたし、テレビでは衝撃的な映像ばかりが流れていて、忘れられない年になってしまいました。

 

 

そんな2011年。

震災から7ヶ月が経った10月。

甥っ子の運動会に行きました。

その時、私は風邪気味で咳が長引いていました。

甥っ子の出番が終わって、私はモッチーと二人で話していました。

 

私の風邪の話になり、長引いてるね~なんてモッチーに言われ、そうなんだよね~と話していました。

風邪流行ってるよねー。

なんて言って、モッチーも頭が痛いと言っていて、大丈夫?熱は?なんて話をしていました。

 

 

それから数日。

 

私はその日、例の販売している物をちまちま作っていたんですね。

それで、飲み物を飲もうと思って台所に行ったんです。

そしたら、物凄く大きい蜘蛛が天井からぶら下がっていたんです。

今住んでいる家は、ちょいちょい蜘蛛が出るんですけど小さいのしか出ないんですよ。

すんごい小さい蜘蛛しか出た事無いんです。

 

だけどね、その日出た蜘蛛はめちゃくちゃ大きかったんですよ。

 

手の平大の蜘蛛でした。

その大きさの蜘蛛が出たのは、後にも先にもその時だけです。

 

家に一人でいた私は、虫がとても苦手なので暫く右往左往して、どうしようか悩んでいました。

暫く様子を見ましたが、その蜘蛛は去る気配がありません。

 

蜘蛛って、殺さないほうが良いって言うじゃないですか?

だから、いつも蜘蛛見つけるとほうきとかで取って外に逃がしていたんですね。

だけど手の平大は、さすがに私はほうきで取る事は無理でした。

 

仕方ないので、私は掃除機を持ち蜘蛛に立ち向かいました。

 

 

蜘蛛との戦いが終わり、私はトイレにいたんです。

携帯を持ってトイレに入っていました。

すると、仕事に行っていた母から電話がかかってきました。

 

電話に出てみると、慌てた様子で母は言いました。

 

「お兄ちゃんから、なんか連絡あった?」

 

「ん?いや、無いけど?なんで?」

 

「モッチーが倒れたって!救急車で運ばれたって!!!」

 

「え?!どういうこと??なんで?」

 

「分かんない!お兄ちゃんと連絡取れたら、また連絡する!」

 

そう言われて、電話は切れました。

私はモッチーが大好きなので、涙が出てきました。

どうしたんだろ?

なんでだろ?

数日前に会ったのに。

そういえば少し元気なかったかも・・・

大した事ないよね?

大丈夫だよね?

さっき私が蜘蛛を殺したから、罰が当たったの?

そんな事を思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日に続きます。

 

 

 

twitter.com

 

 


スポンサーリンク