もう少し・・・もう少し・・・でも今年中には終わらない。すまん。
モッチーが退院しました。
まだ正直、正常な状態ではなかったモッチー。
兄が献身的に介護?お世話?していました。
これは書くのを迷いましたが、モッチーはこの時まだ自力での排泄も無理な状態でした。
一緒に外食にも行ったりしましたが、やはりまだ無表情。
ただ黙々とご飯を食べていました。
家族みんな、ただモッチーがそこにいてくれるだけで、ご飯を食べてくれるだけで嬉しかったです。
モッチーは、私たちを兄の浮気相手のように思っていたのか?
※ちなみに兄は浮気するタイプの男ではありません。
相変わらず怒る事がありました。
言葉にはしませんが、地団駄を踏んで怒るような仕草をするのです。
なので、私と母はモッチーの前には姿を見せないようにしました。
車に乗っている時は割と機嫌の良いモッチーを、兄が子供達と一緒にドライブや買い物に連れだします。
その間に、私と母は兄宅に不法侵入。
そして、掃除、洗い物、洗濯をします。
必要に応じて、お布団を干します。
夕飯を作り、食べられる状態にしておきます。
兄宅はマンション。
リビングからちょうど駐車場が見えるので、兄達が帰ってきたのを見つけたら、ギリギリまで洗い物などをして玄関から出て鍵を閉めます。
そしてマンションの階段に身を潜め、兄達が家の中に入ったのを確認してからコソコソと帰っていました。
兄達が入るのを確認していたのは、エレベーターで鉢合わせにならないように。
モッチーはたまに兄の事も分からなくなる事があったようで、駐車場で兄に向かって
人殺しーー
などと叫び、近所の方に警察を呼ばれた事もありました。
モッチーでありモッチーではありません。
兄が仕事の時、モッチーのお母さんと私の母でモッチーを病院に検診に連れて行きました。
待合室でモッチーはずっと母の胸を触っていたそうです。
この頃は、少し話せるようにもなっていた気がします。
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兄が夜の現場に行かなければいけない時、子供たちとモッチーだけでは置いておけないので、私と母で兄宅へ行きました。
私が洗い物をしていると、モッチーは背後から私の胸を触ってきました。
モッチーのようでモッチーでない。
強く拒否すると機嫌が悪くなってしまうかもしれない。
なんともいえない恐怖感がありました。
結構遅い時間だったと思いますが、モッチーがドンキに行きたいと言い出しました。
頭ごなしにダメだというと、怒ってしまうので
もう遅いから、明日で良いんじゃない?
などと言いましたが、怒りだしそうだったので子供たちも連れドンキに行きました。
ドンキに行っても、何か買うわけでもなくモッチーは行った事で満足したのか?
それとも飽きたのか?
帰ろうという流れになったので帰りました。
兄の仕事は終わる時間があまり読めません。
最初は日付の変わる頃に帰ると言っていましたが、その後連絡があり3時頃になると。
そして、またさらにその後。
別の現場に行かなければならなくなったのか?
朝になると。
限界を迎えていた母が、もう無理!!
と言い放ち、モッチーの弟さんが来てくれ、私達はやっと帰宅する事ができました。
もう朝方になっていました。
コンビニでお弁当を買って帰りました。
兄も仕事がありましたし、家族だけで面倒を見るのが少し限界にきていました。
母はモッチーが入院していた病院に相談していました。
病院の方は、モッチーが入院出来るような施設を紹介してくださいました。
母は、そこを兄に強くすすめていました。
私も、そこに暫く入院したほうが良いと思っていました。
兄も疲れているだろうし。
夜中であっても外出しなければいけない状態の子供たちの事も心配でした。
そして、もちろんモッチーの為にも。
モッチーは、この時なぜか外食に行ったりするとアルコールを好んで飲んでいました。
私たちは強く止めましたが、ダメでした。
今の状態が落ち着くまで入院したほうが良いと思っていました。
ですが、兄は頑なに拒否しました。
母が相談した病院の方は、兄はおそらくモッチーに依存してしまっているんでしょうね。と仰っていたそうです。
夫である兄が首を縦に振らない限り、私達が入院を強制することは出来ません。
春に退院したモッチー。
この時、季節は夏になっていました。
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