小梅ブログ

自由気ままに更新していくブログ也。

子供に命の尊さを教えるのは大切な事

 

 

 

 

 

とある日曜日

 

 

メガネに命じられて、兄が庭の掃除をしていました。

私は、家の中の掃除を母とともにしていました。

 

 

すると、庭の方から兄の叫び声が聞こえました。

何事かと思って、庭を見てみると

 

 

 

「芋虫がぁぁぁ!」

 

 

 

とおびえている兄の姿が見え

よくよく見ると、庭にある水道の蛇口付近に茶色い芋虫がいました

兄は、水を使おうとして芋虫を発見。

今でもハッキリ覚えていますが、例えるなら・・・

かりんとうくらいですかね?笑

なかなかの大きさでした。

虫が苦手なので、叫んでしまったようでした。

その騒ぎに、メガネが黙っているはずもなく

兄に向かって、

 

「男のクセになんだ!」

 

と怒りはじめました

 

皆、掃除を中断し家の中へ。

居間のテーブルの上には、一匹の芋虫。かりんとう大)

 

 

 

 

 メガネが、兄に芋虫を触るよう

しつこくしつこく言っていました。

兄は断固拒否

そのうち、私にまで触れと言ってきました。

私も、兄に負けないほど虫の類は苦手。

でも、触らないと終わらない事は分かっているし

何よりも、メガネに怒られる方が怖かったから。

頑張って、親指と人差し指で芋虫を持ちました。

 

今思い出すだけでも、ぞわぞわします

 

芋虫を持った私の姿を見て、メガネは満足そうにして

妹だって触れたんだから、お前も触れ!!と

再び、兄への攻撃が始まりました

またしつこく、しつこく言っていましたが

兄断固拒否!!!

 

 

 

 

 

さっさと触れや!!!

 

 

 

 

ちょっとだけ、そう思っていたのはココだけのお話。笑

 

私でさえ、そう思っていたのですから、メガネはもっと強くそう思っていたことだと思います。

 

そしてメガネ、怒りがスパーク!!!

 

逃げまどう兄を捕まえ、兄の首元などに芋虫をON

兄、半狂乱

私、ドン引き

 

 

その後、そこまでされたら兄も、もう触るしかありません。

号泣しながら、芋虫を触っていました

 

 

はぁぁぁ

やっと、終われるわ~なんて思っていましたが

甘かったです

 

 


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 何とか、芋虫をつまんで持つ事が出来た兄

今度は手の平の上に乗せろと言われ、手に乗せる兄。

 

この短時間で、急成長を遂げた兄。

 

先ほど芋虫をつまんだだけで終わっていた私に向かって、メガネがお前も手の平に乗せろと言ってきました。

 

 

 

 

(゜゜)

 

 

 

 

 

無理無理無理無理無理無理

 

 

 

 

 

だって・・・

芋虫の裏側って、足があるし・・・

足がうねうねしているし・・・

 

 

しつこく、しつこく言われましたが

どうしても手の平に乗せる事が出来なかった私は、とうとう庭に放り出されました。

何時間くらい庭にいたのか、定かではありませんが

外は、もう真っ暗でした。

家族はもう寝たのか、家の明かりも消えていました。

 

私は、仕方ないので庭の縁側?ベランダ?的なところで眠っていました。

真夜中、私が寝ている縁側に面した部屋の窓がガラッと開き

メガネが出てきました

殴られました

家の中に入れと言われ、メガネが勝手口のカギを開けたので

促されるまま、家の中に入りました。

 

家族は全員寝ています。

家の中は、真っ暗です。

闇です。

 

 

そんな闇の中、メガネと私は居間に移動しました。

居間に入った瞬間、メガネが

 

 

「うわっっ」

 

と声をあげました。

私は???となりましたが、黙っていました

メガネが電気を点け、部屋の中が明るくなって

理由が分かりました。

 

 

メガネが、芋虫を踏んだようで

芋虫が半分になっていました

 

・・・そりゃ、テーブルの上に放置していたら

芋虫だって、移動しますよね

箱にでも入れておけよ!!!

アホなんか!!!

と、大人になった今は思います。

 

 

そして、芋虫を踏んだメガネに再び殴られ

強引に、半分になった芋虫を手の上に乗せられました。

今、思い出しても泣きそうです(笑)

 

庭に埋めて来いと言われ

真っ暗闇の中、手には潰れた芋虫

泣きながら、庭の隅っこに埋めました。

真夜中に小学生が、泣きながら庭に何かを埋めているとか・・・

 

ホラーですか?

 

 

その後、家に戻り少し説教をされ

(お前のせいで芋虫は死んだ的な)

その日は、夕飯も食べさせてもらえず

そのまま寝ました。

 

 

 

 

 

この出来事を、我が家では芋虫事件と呼んでいます。

 

 

 

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