子供の頃って子供だけで出かけるのが凄く楽しかった
家族4人で始まった新生活
家具家電など何も買えず
洗濯機さえなく・・・
寒い時期でしたが外の水道で洗濯板を使って、洗濯していました(笑)
ゴハンも、質素な物ばかりでした。
新しい学校には、あまり馴染めませんでした。
女の子たちの、蔑んだ目で見てくる感じが凄く嫌でした。
学校ではいつも、1人で行動していました。
唯一、近所に住んでいる同級生の男の子だけが仲良くしてくれて、家に帰るといつもその子と遊んでいました。
学校は、あまり楽しく無かったけど
家に帰れば、遊んでくれる人もいる。
誰かに怯える事も無い。
誰の目を気にする事も無い。
スポンサーリンク
ご近所さんも、親切な方ばかりでしたし
新しい生活にも、少しずつ慣れてきて、妹と離れ離れになり心は荒んでいたけど、穏やかな日々を過ごしていました。
そんな中ちょっとしたハプニングはありました。
当時、中学生だった兄は学校が遠かったので、自転車通学でした。
誰かに貰ったのか、借りたのか忘れてしまいましたが、我が家に自転車がやって来ました。
自分のでは無いのに、自転車にテンション上がっていた私。
従兄弟が遊びに来ていたある日
兄・従兄弟・私の3人で遊びに行く事になり
最初は、歩いて行こうとしていたのですが
私は、どうしても自転車で行きたい!と言ってしまい、兄と従兄弟は徒歩。
私はゆっくり自転車を漕いで・・・出発しました。
目的地までの道のりは、兄しか知りません。
道中、兄が空き地の方を指さし
ココを通り抜けた方が近い
と言いました。
その空き地には柵がありました。
簡単にくぐり抜けることの出来る柵です。
が、しかし
覚えていますか?
私は、自転車に乗っていますね?
人間は柵をくぐり抜ける事は出来ても、自転車は不可能です。
兄は言いました。
自転車で回り道して来るから
お前たちは、空き地を通り抜けて待ってろ
は~い
と、のんきに従兄弟と二人で空き地を通り抜け
兄を待っていました。
スポンサーリンク
しかし、なかなか兄が来ません。
そんなに長い距離では無いはず。
遅いね~なんて言いながら待っていたら
1台の赤い車が、私と従兄弟の目の前に停まりました
その車の後部座席をふっと見たら
うなだれた兄が乗っていました
私と従兄弟は訳が分からず
は?なにしてんの?
と笑ってしまいました。
すると、運転席にいたおじさんが言いました
兄の事を車ではねてしまったと。
(゜o゜)
そこから、その車に乗って家まで帰って救急車を呼んだり、私と従兄弟と伯母でパトカーに乗り、事故現場まで行って警察の人に色々話を聞かれたり・・・
大変な一日になりました。
幸いな事に、兄は手を怪我したくらいで済みました。
あの時、私が自転車に乗って行かなければ
兄は事故には遭わずに済んだのです
今年の始めくらいに、兄とこの時の話になり
「あの時、私が自転車に乗って行ってしまったからね。あれは私のせいだよね。ごめんね。」
と言ったら
「そうだよ!お前のせいだよ!」
と、笑いながら兄は言っていました
新生活が始まって早々
私のせいで、ハプニングが起こってしまいました。
この後、もっと大きなハプニングが起こります・・・笑
スポンサーリンク