だめんずウォーカーの大会とかあったら私の母は優勝候補☆
母彼がうちで生活するようになりました。
ある日、なんで毎日泊まるの?と母に尋ねました。
「あんたが、会うならうちで会ってって言ったじゃない」
私のせいで一緒に生活する事になったようです。
それ以上、何も言えませんでした。
最初の頃は、母彼の事は別に何とも思っていませんでした。
好きでもなければ、嫌いでもない。
ただ、私の事を
ねぇちゃんって呼んでくるのが、本当に気持ち悪くて嫌で嫌でたまりませんでした。
私をそう呼んで良いのは、妹2人だけです。
母と母彼は、よくケンカをしていました。
壮絶なケンカです。
そして、母彼もDV野郎でした。
DVする人って、そんなに沢山いるのかな?
人生の中でDV男と2回付き合うって普通なのかな?
・・・そんな訳なくない?
私の母は、変な男を見つける才能がめちゃくちゃあるのかもしれません。
ある日、学校から帰ると母が彼とケンカしたようでした。
家に彼はいませんでしたが、これから来るから逃げるよ!と言われ、急遽祖母の家に逃げる事になりました。
団地から少し離れた場所の駐車場を借りていた母。
そこに、母と妹と私で大急ぎで行き車に乗り込みました。
駐車場を出ようとした時、目の前に母彼の車が停まり母彼がおりてきました。
母が鍵を閉めなさいと言ったので、慌てて閉めました。
後部座席に座っていた私側のドアを、母彼が開けようとしていました。
母は、それでも構わずアクセルを踏みました。
母彼は、まだいます。
窓枠にしがみついて鬼の形相で走ってついてきます。
私は絶叫しました。
トラウマ確定なほど恐ろしい光景です。
50代(推定)なのに、スゲー。
その後、走って追いかける事を諦めた母彼に車でも追いかけられ、カーチェイスが始まりました。
私はいったい何度、映画のような体験をしなければいけないのか。
どうせするなら、ラブロマンスが良いんですけど?
裏道などを使い、なんとか母彼の車を巻いて祖母の家まで逃げる事が出来ました。
エキサイティングでスリリングな毎日
とーっても楽しいな(棒)