反抗期だからってお母さんに暴言吐くと罰が当たるぞ♡
↑昨日の続きです
※今回の記事は少しだけグロい箇所がございます。
お風呂に入る度、母彼にトイレに行かれモヤモヤする日々。
とある日。
学校から帰ってきて私はまだ制服を着ていました。
まだ日も落ちきっていなくて、夕方でしたが明るかったのを覚えています。
母は台所で夕飯を作っていて、お風呂に入りなさいと言われたので、私は着替えを出したりお風呂に入る支度をしていました。
さぁ、入ろう!とお風呂場に向かおうとした時に、玄関の開く音がして母彼が帰ってきました。
げっっ!と思った私は、いったん部屋に戻りました。
台所で母と母彼が話していたので、母彼が居間に入るまで待機しておこうと思い様子を伺っていました。
服を脱ぐゾーンと台所はカーテン1枚でしか区切られていなかったので、母彼が台所にいる時には入りたくなかったのです。
母彼はなかなか居間に入りません。
私は着替えを抱えたまま、イラついてきていました。
暫くすると母が
「お風呂入りなさいって言ったでしょ!!」
とかなり強めに言ってきました。
母は私にだけ当たりが強い。
普通分かりません?
娘がお風呂に入ろうとしたら、おっさんが家の中に入ってきた。
あぁ、おっさんが来たから部屋に入ったのねー。って。
分かりませんか?
「ほらー、もうおっさん居間に入ったからお風呂入って良いよー」
って言われるなら、私も「はーい」って言えます。
母は空気を読むのが苦手な女。
怒った口調でお風呂に入るよう言われた私は、かなりムカついていました。
こっちだって入ろうと思ってたわ!!と。
無言でお風呂まで行って服を脱いでいると、母が台所から私に向かってまだぶつくさ文句を言っていました。
私はブチ切れてしまい、ありきたりな言葉ではございますが
「うるせーんだよ!くそバ○ア!!」
と言ってしまいました。
積み木くずしの始まりです。
嘘です。
捨て台詞を吐いて、服を脱ぎ終えた私は浴室に入りました。
私の放った暴言を母は聞き逃していませんでした。
覚えていますか?
私の母は気性が荒い。
そんな母が私の暴言をスルーなんてするわけありません。
私がお風呂のドアを閉めると同時くらいに、母がドアの向こう側に立っていました。
「今、なんて言ったんだよ?!」
激おこです。
うるせー
うぜー
としか思っていませんでした。
鍵なんてついていなかったので
ドアを開けられたら応戦出来るよう、敵に背中を見せないよう、立ったままドアの方を向いてかけ湯をしようとしていました。
ドアの向こうでは母がまだわめいています。
私はガン無視を決め込みました。
すると母は「聞いてんのかよ!おい!」と言って、ドアのすりガラスを手の平でバンっと叩きました。
私の母は、元バレーボール部。
母がガラスを叩いた瞬間、ガラスが割れ
かなり大きな破片が私の足の上に落ちてきました。
一升瓶よりも二回り大きいくらいの破片でした。
とっさに避けたので突き刺さりはしませんでしたが、足に違和感を感じたので、恐る恐る足元を見ました。
右足の親指の付け根あたりが切れていました。
傷の大きさ的には貯金箱の投入口くらいです。
傷が深く、白い肉がこんにちはーって言っていました。
子供のころ転んで怪我をして保健室に行くと、まずは洗ってきなさいと言われませんでしたか?
その教えが擦り込まれていた私は、なぜか血が出始めた傷に洗面器でお湯をばしゃばしゃとかけて傷口を洗いました。
目からは涙がポタポタこぼれ落ちています。
茫然として空気になっていた母。
空気読めないくせに。
母が、とにかくそこから出なさいと言ってきたので、浴室から出て服を着ました。
部屋に戻り、どんどん溢れ出てくる血をティッシュで拭いていました。
痛くて、怖くて、悲しくて、悔しくて、涙が止まりませんでした。
ガラスを片付け終えた母が部屋に入ってきました。
泣きながら血を拭いている私のそばに座り、傷を見せてと言い怪我の心配をしてくれました。
そして、母が優しい口調で言いました
「あんたが、あんな事言うからでしょ」
KUZU☆
結局その日は時間が遅いという理由で病院には連れて行ってもらえず(笑)
翌日に病院に行きました。
病院の先生が女の子だから傷跡が残らないようにテープでとめようと仰り、傷口をぎゅーーーっとくっつけその上に数本細いテープを貼ってくださいました。
痛すぎて先生の事を蹴り飛ばしそうになりました。
今になって思います。
あの時ドアの方を向いて立っていて良かったなと。
いつもならドアの方を背にして低めのイスに座っていたのです。
あの状況で座っていたらと思うと、ゾッとします。
頭の上に・・・とか、背中に・・・とか。
考えるだけでゾワゾワします。
敵に背中を見せなくて良かった。
ゴルゴの教えを守って良かったなってつくづく思いました。
読んだ事無いんですけど。
その時の傷は今でも私の右足にうっすら残っています。