生き別れの家族と再会するのって難しいのかな?その2☆血は水よりも濃い
↑昨日の記事の続きです
妹1号の事をドキドキで待っている私と母。
忘れてはいけません。
2人とも絶賛はやり目中。
ぼんやりと目が腫れています。
そんな腫れぼったい目で、妹が帰って来ていないか目をかっぴらいて凝視していました。
暫く待っていると、わらわら居る子供の集団の中から一人の子が、私達が待機している田んぼ脇の長い一本道の方に入ってきました。
きたっっ!
その子が入って来たほうを入口とすると、私達は出口付近にいます。
距離的には3~400mくらいだと思います。
多分・・・
妹宅がある周辺には、私と同年代の子供が多かったので小学生は少ない。
これは、かなり妹の可能性が高い!!!
その子は、まだまだ遠くに居るので良く見えません。
でも、ぼんやり女の子だという事は分かりました。
私と母は、絶対そうだ!
絶対そうだ!!と確信を持ちつつありました。
緊張しつつ、母が車を発進させその女の子に近づいていきました。
私は、後部座席から女の子を凝視していました。
腫れぼったい目で。
よく見ると母と、不審者状態で見ていた時に
あれっぽくない?
似てない?
と言っていたその子が、こちらに向かって歩いてきていました。
やっぱりあの子だったんだ!!!
やっぱりそうだったんだ!!!
その女の子までたどり着き、車を横付けしました。
その子は凄く驚いた顔をしてコチラを見ていました。
不審者を見るような目で私達の事を見ていました。
車の窓を開け母がその子に声を掛けました。
「○○ちゃん?お母さんだよ!」
後部座席から身をのりだし私も声をかけました
「○○ちゃん!?」
その子は、暫くフリーズしていました。
それでも私達が何度か妹1号の名前を呼んでいると、その子は小さくうなずいて恥ずかしそうに笑ってくれました。
と、と、と、とりあえず車に乗って!!
会えた後の事を何も考えていなかった私達は、ひとまず妹1号を助手席に乗せました。
それから、お父さんは何時に帰って来るの?と最重要な情報を妹から聞き出し、まだ時間に余裕がある事が分かったので、少し離れた大きめの公園の駐車場に移動して、妹と話しました。
最初は少し緊張した様子だった妹も、私達の事は覚えていたようですぐに打ち解けてくれ、色んな話をしてくれました。
浮かれていた私は、会話の内容はほぼ覚えていません・・・
ただただ、妹1号に会えたのが嬉しくてたまりませんでした。
そのまま連れて帰りたかった。
ですが、そういう訳にもいきません。
メガネが帰ってくる前に、妹を帰宅させなければなりません。
妹には妹の生活があるのです。
楽しい時間は、あっという間に過ぎます。
とても名残惜しかったですが、暗くならないうちに妹を帰す事にしました。
妹には、我が家の電話番号を教えました。
妹はノートに電話番号を書いていました。
ランドセルを机がわりにしてノートに電話番号を書く小学1年生。
あぁーーーカワイイよーーー
お父さんには絶対に言っちゃいけないよ?
何度も言い聞かせ、妹1号とバイバイしました。
そして、この話はまた明日に続いてしまいます。