世の中には太陽のような人がいる。私もそうなりたい
⇈昨日の続きです
私は上の空で母からの連絡を待っていました。
どれくらい待ったのかは覚えていません。
母は私との電話を切った後、モッチーが運ばれた病院に行ったようでした。
その後子供達の事もあったので、私は母と合流し兄宅に行きました。
そこで、モッチーの事を色々聞きました。
兄や姪によると、数日前から様子がおかしかったと。
モッチーが倒れる数日前に、姪・甥・モッチーで車で出かけた時に、モッチーが急に奇声をあげていたと。
その時、モッチーは姪っ子に
「ママがおかしかったら、教えてね」
と言っていたそうです。
当時、モッチーは仕事の事で色々と悩んでいたようでした。
なので、兄は仕事辞めたら?と言っていたようです。
子供たちの事でも、つい早くしなさい!と言ってしまう事、怒ってしまう事を気にしていたようでした。
兄宅に行ったら、モッチーが子供達に書いた手紙が冷蔵庫に貼ってありました。
そこには色々書いてありましたが
ママはみんなの事が大好き♡
と書いてありました。
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色んな悩みを抱えていたモッチーは、自分はそのせいでおかしくなってしまったと思っていたようです。
当時、モッチーのお母さんは離婚して兄宅の近くに越してきていました。
倒れる前日、モッチーはお母さんに来てもらい、お母さんの前でちょっと泣いても良い?と言い、泣いていたそうです。
きっと悩んでいる事での苦しみや、自分がおかしくなっている不安などがあったんだと思います。
モッチーは普段とても明るく、朗らかで、よく笑い凄く優しい人。
まさに太陽のような人。
私たちには悩んでいる素振りなど、全く見せませんでした。
自分の言動がおかしいと感じていたモッチーは、兄に精神科に連れて行って欲しいと頼んでいたそうです。
「明日、絶対病院に連れて行ってね!」
倒れる前日にも、兄に念を押して頼んでいたそうです。
なので兄は仕事を調節して休みました。
朝からモッチーを病院に連れて行こうと支度をしている時。
その日は土曜日でした。
子供達も家に居ました。
モッチーは出かける支度をしていて、甥っ子の目の前で倒れました。
兄が気付きモッチーを支え、救急車を呼んだそうです。
その時、すぐに意識を取り戻したモッチーは119の人と話していた兄と電話を代わり、相手の方に兄の事を患者かのように説明していたそうです。
30代、男性。とかそんな感じですね。
意識は戻ったけれど、救急車は来てくれたようでした。
モッチーは看護師なので、顔見知りの救急隊の方だったようで驚かれたと言っていました。
兄宅から、モッチーが勤めていた病院は近かったけど、兄の判断だったと思いますが勤め先に入院するのは嫌だろうとの事で、少し遠い場所にある病院に運ばれる事になったそうです。
後々思いました。
この日が土曜日で良かった。
モッチーと子供達だけの時じゃなくて良かった。
モッチーが1人の時じゃなくて良かった。
兄が休みの時で良かった。
心の底からそう思いました。
モッチーが1人の時に倒れていたかと思うとゾッとします。
病院に運ばれたモッチーは意識がなくなり、集中治療室に入りました。