小梅ブログ

自由気ままに更新していくブログ也。

世の中はお金が全てだ!!って思ってる所はある。だけどお金じゃ買えない物がある事だってちゃんと分かってる

 

 

 

 

モッチーが入院して5ヶ月ほど経過。

 

 

 

この頃、一般の病室に移っていたと思います。

人工呼吸器も外れました。

数か月の寝たきり生活で、モッチーは筋肉が落ち激痩せしていました。

病院ではリハビリを行っていました。

意識は完全に戻り、食事も出来るようになりました。

 

ですが、元のモッチーではありませんでした。

 

目には覇気が無く、話す事もありません。

表情もあまり変わりません。

落ち着きがあまりありません。

小さい子供のようになってしまいました。

 

 

3月末、モッチーの誕生日。

 

一時帰宅が許可されました。

兄宅で、家族全員でお祝いをしました。

痩せてしまったモッチーの為に、プレゼントは洋服にしました。

兄も洋服をあげていた気がします。

 

プレゼントを開けたモッチーは、言葉を発する事はなく表情も無表情のままでしたが、手をパチパチと叩き喜んでいるようでした。

凄く嬉しかったです。

 

ですが、モッチーは兄と子供達以外の事はあまり理解していないようでした。

母が兄と話したり、私が兄と話したり子供達と遊んでいたりすると、言葉にはしないのですが

 

うぅぅーー

 

と言って怒るのです。

なので、なるべく空気でいるようにしました。

 

 


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4月。

子供たちが春休みに入ったあたりだったと思いますが、外出許可を貰いモッチーを連れお花見に行きました。

桜が満開でとても綺麗でした。

風が強い日で花びらが凄く舞っていました。

お弁当も持っていきました。

モッチーは相変わらず無表情で、お弁当を食べていました。

子供達が話しかけても、あまりリアクションはありません。

脂肪も筋肉も落ちてしまったモッチーは寒そうでした。

 

少し歩いて、公園の遊具で遊ぶ子供達を見ていましたが、途中でモッチーの機嫌が悪くなってきたので、病院に帰る事になりました。

 

 

モッチーは、この時高次脳機能障害と診断されていた気がします。

うろ覚えで本当に申し訳ない・・・

高次脳機能障害 - Wikipedia

 

そして、この時には正式にNMDA脳炎という診断も出ていました。

抗NMDA受容体抗体脳炎 - Wikipedia

 

 

 

モッチーは元々とても表情豊かで、リアクションの良い人でした。

一緒にテレビを見てても、泣いたり笑ったり。

バカ話をして涙が出る程笑いあった事も沢山あります。

誕生日プレゼントだって、毎年渡していましたがどんなものでも大げさなくらい喜んでくれました。

いつも豪快に笑っている人でした。

 

そんな人から、感情が消えました。

笑顔が消えました。

表情も無表情になりました。

私たちが誰なのか、どんな関係なのかもあまり分かっていません。

 

 

脳の病気はこういう事になるのか。

本当に怖いなと思いました。

全くの別人になったように感じました。

モッチーであり、モッチーでない。

これは一体いつまで続くのか。

一生続くのか??

これまでとは違う形の不安を感じるようになっていました。

 

 

4月も終わりが近づいてきた頃。

体が元気になったモッチーは退院しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入院から、約半年が経っていました。

 

 

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